第1営業部 グループリーダー
芝原 邦彰
2007年入社
Bachelor of Business Study, Major of Accounting
※部署名や役職名などは、取材当時のものです。
第1営業部 グループリーダー
芝原 邦彰
2007年入社
Bachelor of Business Study, Major of Accounting
※部署名や役職名などは、取材当時のものです。
日本でも世界でも。
最大の武器は本音でぶつかること。
ニュージーランドの大学に進学。就活は日本に帰国して海外大学生向けの就職フェアに参加。当時は金融機関志望だったが、イベントに参加していたのは金融機関ではなくグローバルメーカーが多かった。そこで自動車が好きだったこともあり、アイシン精機へ。入社後アドヴィックス配属となった。
Section.01
ベテラン技術者と向き合うことで鍛えられた営業力。
配属された第一営業部は、トヨタ自動車向けブレーキの営業を担う部署。ここで6年間、キャリパーの営業を担当しました。営業は基本的に、窓口となって得意先の担当者にコンタクトを取ります。この道30年というベテラン技術者から「今度、こういう仕様変更があるけど生産対応は大丈夫か?」などと私に質問が来ます。新人のころの私には分かりませんでした。必死に調べて資料を作成するのですが、最初はうまく説明できず、「本当にそんなつくり方をしているのか?」という質問に打ち返すこともできませんでした。
それでも投げ出さなかったのは、やはり新人の私に仕事を任されていたからでした。任されていたから、「次は絶対に納得させられる物を出してみせる」と前向きな気持ちに切り替えることができました。それからはとにかく知識を得るために動き回りました。ある程度仕事を回せるようになるまで、2~3年。上司や先輩に尋ね、図面を見て、現場を見て。自分自身が製品やつくり方を深く理解していないと、お客様を納得させられることもできませんからね。
Section.02
どこで仕事をするにしても、基本は人間関係づくり。
入社7年目に、中国の天津工場に営業部長として赴任。ここでは年上の中国人スタッフ7名をまとめながら、私も営業としてカーメーカーとの折衝を行いました。中国に来て最も驚いたのは、ビジネスの関係性がシビアだということ。「この日までに納入をすること」「ここまで価格を下げること」等、非常に短納期で難しい要求が多く、その理由を尋ねても教えてくれることは稀でした。まだ関係性が薄かったので、対応をうかがっている部分もあったのでしょう。
そこで私は、とにかく担当者との間に信頼関係をつくるように心がけました。その方法は、日本も中国も変わりません。相手が何に困っているのかを理解し、当社として何ができるかを本音ベースで語る。それしかありません。すなわち、ただ依頼されている納期や価格の話をするだけではなく、お客様の立場に立って一緒に課題解決をする姿勢を示す事が非常に重要です。これを続けると、明らかに担当者の対応が変わってきます。こうして信頼関係を築きながら、価格だけではないメリットで当社を選んでもらえる状況をつくる。それが営業として最も大切なことであり、一番の醍醐味だと思います。
Section.03
もう一度海外拠点で、自分の力を試したい。
私が営業として最も大切にしているのは、とにかくお客様と話すこと。「あいつに言えば何とかなる」と顔を思い浮かべてもらう。信頼関係はそこから生まれると信じています。そしてもう一つ、失敗を恐れずに何でもやってみること。私は入社以来たくさん挑戦をし、たくさん失敗をしてきましたが、最後には上司がフォローしてくれました。自分が上司の立場になったいま、メンバーに対しても失敗を気にせずやればいいと言っています。そのかわり、報告・連絡・相談を大切にしてねと。
個人的な目標としては、もう一度海外に赴き、アドヴィックスのプレゼンスをさらに高めたいと思っています。当社は積極的に海外進出を図ってきました。ただ拠点をつくって終わりではなくて、現地のニーズを聞き、みんなで理解し、応えていく。そんな一連のコミュニケーションを活発にしていきたいですね。